さしまの茶畑より~茶園管理~

弊社地元銘茶さしま茶は深蒸し製法が主流で

程よい渋みとコク、濃厚な味と香りが特徴の

関東を代表する銘茶です。

西側を利根川が流れ、関東平野のほぼ中央に位置している猿島台地では、江戸時代から関宿藩の特産物として茶の栽培が始められました。土壌は火山灰性洪積台地、気候は温暖であるが内陸性気候もあわせもち、夏は暑く、冬は北西風により寒くなります。このような地域で生産される茶は、肥沃な土壌と冬の寒さから茶葉に厚みがあり、製茶すると濃厚な味と香りが立ち昇り、適度な渋みとコクをもっています。

【地域 畑】

お茶の栽培として、寒冷なさしま地方。
植えたばかり茶樹(幼木)には、成長期に寒冷対策を施すだけでなく、
植える前の土つくりから手間をかけ、よりよい茶畑にするよう努力しております。

【造園 定植】

茶園の造園は、土地の整地改良、茶樹の畝造り、定植と手間がかかりますが、
のむらの茶園は、近年、造園をつづけ、約15haの茶園を保有しております。(2017年9月現在)
品種も、やぶきた、狭山かおり、べにふうきなどを畑ごとにわけしっかりと根が付くまで、
充分に水分を与え、敷草を株元に敷き、干ばつ、冷害、強風から幼い茶樹を保護します。

【冷害 防止】

茶は元来、亜熱帯作物であり、わが国とくに茶栽培としては寒冷なさしま地方では、
厳寒期の低温、乾燥、あるいは春先の低温などに 十分注意しないと、健全な生育が、
望めません。弊社では、茶畑の畝に敷き草(藁など)を丁寧に敷いていき、寒さから
茶樹を保護します。 春先の急な寒さによる霜(遅霜)には、送風機を数多く使い対応します。

【新芽 育成】

新芽が萌芽に、新葉が2葉程度展開した時期から2~3週間にわたり、被覆資材を用い
茶葉に被覆、遮光します。 のむらの茶園でも畝ごとに丁寧に被覆に茶の品質の
向上に努めております。

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