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烏龍茶とは

イメージとして欧州・インド=紅茶 中国=烏龍茶 日本=緑茶のイメージを持つ方が多いと思われますが、すべて同じ茶葉から生産されます。

それでは、何が違うのか。それは【発酵の度合】です。

茶葉に含まれるポリフェノールオキシダーゼという酵素はポリフェノールを酸化させる働きがあり、茶葉を揉んだり萎れさせると酸化酵素の働きが進み茶葉の色や香味が変化することを【発酵】といいます。

紅茶は【発酵茶】、緑茶は【不発酵茶】 その中間を【半発酵茶】といい烏龍茶が代表的なお茶となります。

茶葉は発酵が進むにつれ 葉緑素が破壊され緑色から褐色に変化していきます。また香り成分が増加します。

半発酵茶の烏龍茶は まさに紅茶と緑茶の中間点 程よい甘味と香りのあるのキレのあるお茶となります。

国内での烏龍茶生産は、九州地方が有名で釜炒り茶と烏龍茶の製法が似ているという理由から国内産の烏龍茶が作りやすいといわれていますが、国内では様々な製法があり、のむらの茶園でも独自製法で半発酵茶を仕上げております。

茶葉は 少し固め茶葉且つ水分をある程度含んだ6月中旬に採れる二番茶(その年の2度目に採れる茶葉)を使用し、従来の工場設備を利用することで烏龍茶の味わいを引き出しながらも 大量生産を実現しました。

摘み取られた茶葉は従来天日干しをして萎れさせますが、弊社では茶葉の温度が上がりすぎないよう 温度管理された室内でバランスを取りながら萎れさせます。(萎凋工程)

茶葉萎凋

萎れた茶葉は、熱をかけずにそのまま回転ドラムに送り込まれ茶葉同士をこすり合わせ発酵を促進し 揉捻機を用いてお茶をもみながらで水分を均一化します。

発酵が進んでいる茶葉は、タイミング(半発酵)を測って精揉機に送られ熱を加えながら形を整えながら発酵を止めていき 乾燥機に送られ発酵を完全に止めます。

さらに火入れ機で熱処理をし、烏龍茶を仕上げていきます。

ほうじ機

皆様が黒烏龍茶として思いつくのは、2006年にサントリーさんが発売した商品名で、ウーロン茶重合ポリフェノールを普通のウーロン茶より多く含んでいるため脂肪の吸収を抑え分解を促進し、よりダイエットの効能が期待でる商品ではないでしょうか(特定保健用食品(トクホ)の表示が認可されているのも特徴です)。

現在は多数のメーカーが黒烏龍茶を商品名として販売しており、一般的に 通常より焙煎度が高い烏龍茶を黒烏龍茶としています。

焙煎度を高くした烏龍茶は、深い香ばしさと豊かな風味が特徴で味わいも甘味や渋み、苦みがバランスよく調和されるのが特徴です。

また焙煎することにより多くの抗酸化物質が含まれており、健康に良いとされています。代謝を助ける効果があり、体重管理のサポートとしても人気があります。

茶葉は葉肉の厚く少し多めに水分を含んだ自社圃場の坂東さしま産の二番茶をタイミングを測って摘採。

最大5000kg/1日 
茶葉を生産できる製造ラインを烏龍茶仕様に切り替え 約1か月間連続生産するから 難しい半発酵も均一に仕上がります。

さらにほうじ茶と同様に、焙煎職人による回転ドラムによる焙煎し
その後仕上げに水でもよく出るように2.5~3mmにカットし仕上げます。

茶畑、製造、加工(焙煎)と一貫生産した黒烏龍茶は、自然な甘味が強く香り高く仕上がり水でもお湯でも手軽で簡単に飲めるようティーバッグにて販売しております

2024年06月27日

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